丁寧な根管治療が歯の寿命を延ばす
根管治療(歯の根の治療)
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歯内部の神経や血管が感染や炎症を起こしてしまった場合に行われる治療で、歯を守る最後の砦となる治療です。
それにもかかわらず、日本の保険制度では、点数としての評価が低く、お金にならないところです。(想像していただければ分かるとおり、歯科医師側はあまり力を入れたがらないところで、丁寧に治療したいのに時間がかけられない…そうした歯科医師のジレンマがあるのです)
実際、日本における根管治療はとてもお粗末なレベルで、ある歯科の専門雑誌によると、アメリカでは日本人の受けている根管治療のレベルの低さが話題になっているという記事があるほどです。しかし、まりデンタルクリニックでは、「根管治療は歯を守るとてもとても大切な治療」と考え、力を入れています。
マイクロスコープを用いた根管治療
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マイクロスコープの導入率は約10%。10件に1件の歯科医院が保有していますが、実態としてはほぼ使われずにオブジェと化している歯科医院が多くあります。
まりデンタルクリニックでは、歯の内部で再感染を起こさないために、マイクロスコープを用いて、コンマ何ミリ単位での非常に繊細かつ丁寧な作業を行います。
ものすごく手間と時間がかかるため、通常の歯科医院ではここまでしません。
ラバーダムを用いた根管治療
ラバーダムというシートを使用することで、唾液を遮断し、根管への菌の混入が防げます。
ラバーダムを使うのと使わないのとでは、根管治療の成功率が大きく変わるといったデータも出ているくらいです。
しかし、こちらも日本でのラバーダム使用率は、海外と比べて低いのが現状です。
まりデンタルクリニックでは、根管治療においてはラバーダムを用います。さらに、材質がラテックスというゴム素材で出来ており、稀にアレルギーをお持ちの方もいらっしゃいますので、その際はラテックスフリーの素材で防湿しております。
ドックベストセメント&除菌水による根管内の殺菌洗浄
ドックベストセメントとは、鉄(Fe)イオンと銅(Cu)イオンのコンビネーションによる殺菌力により、虫歯を除去しないで無菌化する治療方法です。
根管内で取り切れない菌に対しても殺菌効果のあるドックベストセメントを根管内に塗布することで、根管内の無菌化を行います。
さらに、根管内を洗浄する水も除菌水を使っているため、殺菌効果が高く、治療後も良好です。
神経を取ってしまった歯には生体防御能が無い為、虫歯の再発や根の病気を引き起こしやすいため、ドックベストセメントを使用し少しでも歯が長持ちすることを期待しています。