
審美セラミック治療
歯の色・形だけでこれだけ印象が変わる
これは同じ写真の歯の色だけを変えた比較ですが、顔全体の印象が違うと思いませんか?
白い歯は、顔全体を明るく見せます。「明眸皓歯」とは、目が輝いていて歯が白く美しいという意味ですが、この言葉は、人の外見を表す言葉として古くから用いられてきました。健康的で美しい歯を持つことは、見た目の美しさだけでなく、自信や健康にもつながります。
また、目も口も清潔で健康的な印象を与えるため、明眸皓歯は人々から憧れられる美の象徴となっています。
また、ただ歯を白くすれば良いという訳でもありません。
その方のお口に入った時に、全体との色合いや形が調和して、「いかに天然歯と見分けがつきにくい歯が作れるか」をまりデンタルクリニックでは大切にしています。
そのため、歯を全体的に明るくしたい場合は、先にホワイトニングをして、ホワイトニングした歯の色合いに合わせてかぶせ物の色を合わせるとバランス良く調和します。
逆の順番でかぶせ物をした後にホワイトニングをすると、色調が合わなくなります。
ホワイトニングは、歯茎が引き締まる効果もあるので、前歯の治療前は特におすすめします。

歯の形で顔の印象も変わる?
例えば、歯の形がおにぎり型だと、優しく見えます。歯が真四角だと男性的に見えます。
お顔の形や「こんな風に見られたい」という患者様の希望に合わせた歯の形があるので、まりデンタルクリニックでは患者様と話し合いながら理想の歯の色合いや形を決めていきます。
見た目の美しさだけがセラミックの良さではありません。
むし歯を再発させないための審美セラミック治療。
さらに、セラミック治療というと、見た目の美しさが強調されますが、実はむし歯を再発させないうえでもメリットのある治療なのです。
― 合着と接着の話
合着?接着?
化学の授業で出てきそうな言葉ですが、そこまで難しいものではありません。歯と詰め物をくっつける時の違いで、金属の場合は「合着」、セラミックの場合は「接着」でくっつけています。
合着とは?
歯と金属の間をセメントで埋めて、その摩擦力ではめること。時間が経ってセメントが劣化し溶けてくるとすき間ができてきます。(約7~10年)
ブロック塀のセメントが劣化してひび割れているのを見たことがありませんか?
これがお口の中で起こってしまうのが、合着によるセメントの劣化→二次カリエスなのです。
接着とは?
一方で、セラミックの場合の接着とは、歯と接触してる面を接着剤を通じて化学的に結合(化学的に歯と一体化)することにより、時間が経過しても劣化しにくく、すき間ができません。
つまり、金属という性質上、接着が出来ない点が、時間を経て再びむし歯になってしまう根本的な原因なのです。
― 直接法と間接法の話
.jpg)
また、かぶせ物の作り方でも差が出てきます。
通常は、間接法といって、歯型を取ってかぶせ物が出来上がるまでの約1週間は仮歯で過ごしてもらいます。
仮歯とは文字通り仮の歯であり、噛める状態を保つための一時的な処置です。
そのため、象牙質まで細菌が簡単に入る状況で帰らせるのが通常の診療の流れと言えます。
この仮歯でいる期間に食事などで汚れが付いてしまい、内部で再感染を起こしてしまうのです。
しかし、セラミック治療のうち、最新のCAD/CAMマシンであるセレックシステムでセラミックのかぶせ物を1dayで作る場合、直接法といって削ってその日にかぶせ物が仕上がりますので、そうした再感染のリスクを極限まで減らすことができます。
以上のように、セラミックは、むし歯治療をした歯をできるだけ再発させない選択肢と言えます。
セレック治療とは
セレック治療は、お口の中を3D光学カメラでスキャンし、パソコン上で補綴物の形をデザインし、それをもとに自動切削機でセラミックブロックを削り出して、精密な補綴物を製作する治療法です。
不安やストレスをできるだけ感じさせない治療を

セレック1dayトリートメントとは、セレック治療を用いて一日で補綴物治療を行える治療方法のことをいいます。
歯科医院の従来の治療では、歯を削ったあと歯型を取り、その歯型から歯の模型を作り、その模型を使って歯科技工士が修復物を作製していきます。
そのため歯を削ってから補綴物(詰め物や被せ物)を装着するまでに、1~2週間程度かかります。
最終的な詰め物の前に、虫歯の穴が簡易的にふさがれた「仮詰め」という期間が発生し、仮詰めでの不自由な期間が必要になります。また、細菌は12時間から52時間で象牙質の細い管の中に侵入します。
次に来院した際に仮詰めを外すと、内側には多くのプラークや汚れが付着していることになります。
削ったばかりの象牙質はきれいに穴があいていますが、仮詰めの期間を経ることで穴が細菌によって汚染され、穴が塞がれてしまうのです。
削った直後に接着するのが一番接着力を発揮し、セラミックのその後の「もち」に大きく影響することになります。
それが、セレックによる1day治療と普通のセラミックの治療との結果の差につながるのです。
即日治療をおすすめする理由の一番は、接着力の向上による予防歯科的メリットです。
歯の硬さや”もち”を元の歯に最も近い形にすることができるので、予後が良くなります。審美性の向上や来院回数が少ないのは、あくまで、副次的なメリットです。
セレック1dayトリートメントはこんな方におすすめ

銀歯を自然な白い歯に変えたい方

精度の高い治療をお望みの方

来院回数を最低限にしたい方

口臭が気になる方

最新技術に興味をお持ちの方

治療後の虫歯の再発リスクを減らしたい方

治療を短期間で完了したい方

むし歯や歯周病のリスクが気になる方

金属アレルギーが気になる方
1dayトリートメントのメリット
■むし歯再発リスクが低い
■ 汚れがつきにくく、着色や口臭が軽減
■1日で詰め物・被せ物が装着できる
■適合が良い
■歯型取りが不要なので負担( 嘔吐反射など)を軽減
■審美性に優れている
削らない治療への取り組み

マイクロスコープの導入率は約10%。
10軒に1軒の歯科医院が保有していますが、実態としてはほぼ使われずにオブジェと化している歯科医院が多くあります。
まりデンタルクリニックでは、保険・自費問わず、必要な場合にはマイクロスコープを用いて、歯の感染個所をミクロ単位 で判断しながら削っていきますので必要以上に削られて歯の寿命を縮める心配もありません。
さらに、むし歯を染め出しながら削ります。むし歯検知液自体は昔からあり、最新の珍しいものではありませんが、まりデンタルクリニックでは、むし歯検知液を何回も使ってむし歯で染め出された箇所を丁寧に丁寧に削っていきます。そして、最後にマイクロスコープで本当に削り残しがないかもチェックします。
ものすごく手間と時間がかかるため、通常の歯科医院ではここまでしません。
私たちが目指す“本当の美しさ”は、健康という土台の上に成り立ちます。
まりデンタルクリニックは、子どもからご高齢者まで、ご自身の体を大切にされたい方が集まる、そんな歯科医院です。
麻酔薬の種類について
リドカインとアドレナリンが入っている麻酔薬は、大抵の歯科医院が使用しています。
それしか無いところも多数ありますが、これはアドレナリンの作用によってドキドキします。
一方で、スキャンドネストは、アドレナリン等は含まれないので、ドキドキしません。
効いている時間は短いので、治療後お食事も楽しめるのです。
(リドカインの作用時間は、2、3時間/スキャンドネストは1時間位)
1dayトリートメントの流れ
1. 歯を削る
もともとお口に入っている詰め物や被せ物を外したり、虫歯のある歯を削ったりして形を整えていきます。
2. 光学スキャンで型どり
通常の治療では歯を削った後に歯型を取る作業をおこないますが、セレックシステムでは専用のカメラで削った歯とその周囲の歯、咬み合わせの歯を撮影していきます。撮影した画像はコンピュータ処理によって3D画像へと変換されます。ここまでのステップが完了したら患者様には一度ご帰宅・外出をお願いしております。
.jpg)
3. コンピューター上で補綴物の設計
コンピュータ画面に映しだされた3D画像上で、詰め物や被せ物の設計をおこないます。
.jpg)
4. 設計を元に補綴物を製作
患者様の歯の色に合わせたセラミックブロックを選択し、専用の機械で設計した修復物を削りだしていきます。

5. 完成した補綴物をお口の中に装着
患者様に再度ご来院いただき、出来上がった補綴物を装着していきます。咬み合わせなど細かい調整をおこなえば、治療終了です。
治療説明動画のご案内
患者さんにしっかりと治療や当院の方針をご理解していただけるよう
当院オリジナルの説明用の動画を用意しました。
是非、ご覧ください。
CAD/CAMによるセラミック治療について
医療費控除について
1年間に支払った医療費が一定額を超えると、確定申告をすることで税金の一部が戻ってくる制度です。患者さん本人はもちろん、家族の治療費も合算して申告できます。
医療費控除の対象になるかどうかは、治療内容や目的によって異なります。ご不明な点は、スタッフまたは担当医までお気軽にご相談ください。