出っ歯の治療について
歯並びが悪くて困っている人も多いかもしれませんが、特に出っ歯の人というのは少なくないかもしれません。
歯並びの悪さは見た目が良くないというだけでなく、虫歯や歯周病になりやすいといったデメリットがありますし、上手く噛めないことで胃腸に負担がかかったり、顎関節症になったりもしますので出来るだけ矯正した方がいいものなのです。
また、唇を閉じにくい場合は口呼吸にもなりやすいため、他の色々なトラブルも起こすことになります。
矯正は子供の頃に行った方が負担が軽いものです。小学生くらいの成長期ならマウスピースなどを使用することで顎を広げることが出来るため、抜歯、外科矯正をする必要がありません。
子供の歯が出っ歯なら、顎の骨が成長している子供の時に矯正することをお勧めします。
顎の骨が成長していることで、顎の骨を自然に広げることが出来ます。
矯正のためには歯を移動させるスペースが必要なので、スペースを作れる間に矯正することで抜歯などの負担が大きい治療にならないのです。
中学生くらいになると矯正のためにブラケット装置などを使用することになります。
出っ歯は上の前歯が前方に出ている症状のため、度合いによっては抜歯する必要がありません。
子供の歯並びが気になるのなら、早めにご相談いただく方がいいでしょう。
大人になってからの矯正は時間も費用も身体への負担も大きくなります。
歯も移動し難くなっており、30代になると骨が固くなっていくため、歯や歯茎に負担がかかりやすくなるのです。負担がかかると骨や歯茎が下がるといったリスクを伴います。
ちなみに、出っ歯は遺伝、口呼吸、指しゃぶり、下唇を噛むクセなどが元で起こります。
遺伝以外は子供のクセを直すことで出っ歯の予防が出来るので、気をつけてあげましょう。
また、奥歯が無い場合も前歯が出てきますので、何らかの理由で奥歯を失った場合は直ぐに入れ歯などを入れるようにした方がいいと思います。