親子で乗り切る!歯列矯正
「気になってはいたけれど、やっぱり矯正治療が必要かも…」
お子さんの歯列矯正を真剣に考えるタイミングというと、歯科検診で噛み合わせを指摘された時ではないでしょうか。早すぎず遅すぎず、的確なタイミングで行われてこそ効果を表わし、お子さんへの負担も少なく済むのが歯列矯正です。
しかし、お子さんにとっては面倒でわずらわしく、進んで治療を望むはずもありません。歯列矯正は、パパさんママさんのサポートとケアが、とても重要なカギを握るのです。
◆矯正の必要性を理解させる
治療を開始する際に大切なことは、なぜ歯列矯正が必要なのかを理解させることです。噛み合わせや歯並びが悪いと、将来どんな影響があるのかを、分かりやすい言葉で示してあげましょう。
※歯並びや噛み合わせが悪いと…
・大人になってから恥ずかしいよ。
・「らりるれろ」「たちつてと」がちゃんと言えなくなるよ。
・噛みにくいから大きい食べ物を丸呑みしないといけなくなるよ。
・ちゃんと噛まないからお腹にも悪いんだよ。
・顔の形が曲がっちゃうかもしれないよ。
◆自分だけじゃないことを理解させる。
子どもが歯列矯正を嫌がる最大の原因は「恥ずかしいから」という気持ちです。しかし、小学校高学年くらいになると、同級生の中では、すでに矯正を始めている子もいるはずです。みんな同じ理由で歯列矯正をしていて、自分だけが特別なんじゃないという意識を持たせてあげれば、素直に納得してくれるはずです。
◆矯正開始後の管理
歯列矯正を開始したら、お母さんが毎日しっかりと管理しなくてはならないポイントがあります。
◇取り外し可能な装置の場合
※つけ忘れ、外し忘れ、紛失を防ぐための矯正装置の確認
※矯正装置のお手入れ
※医師の指示による定期検診
◇取り外しができない装置の場合
※ワイヤーの圧による歯の痛みの確認
※装置の手入れと仕上げ磨き
※月1回の装置の調整
いかがでしたか?
お子さんも慣れない装置で困惑するように、お母さんも習慣化するまで気が抜けませんね。でも歯列矯正は、ぜひ親子で乗り越えていただきたい大切な課題です。