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歯を失う可能性がある噛み合せの悪さについて

2016年2月28日

噛み合せの悪さは、歯や身体に色々な悪影響を与えるのです。
最悪、歯を失う可能性もありますので、少しご説明いたします。

先ず、噛み合せが悪いということは変な歯の合わさり方をしているということなので、歯に必要以上の負担がかかっています。加えて30歳を超えると免疫力が落ち始めるため、噛み合せの悪い方は良い方と比較すると歯周病のリスクが高く、進行も早くなるのです。

また、通常は歯が合わさることや咀嚼などによって落ちるはずの歯の汚れが落ちにくくなるのも難点です。
これにより、プラークが付着しやすくなるので虫歯にもなりやすくなってしまいます。
逆に噛み合せが良くなると虫歯になりにくいですし、仮に虫歯になったとしても早期の治療をしっかりと行えばトラブルが後を引くことが少ないのですが、噛み合せに問題があると治療後に別の歯のトラブルが起こる確率が高まります。

更に、かみ合せが悪いということは歯の形が整っていないということです。
これは虫歯の治療を難しくします。
治療において歯を削った後にかぶせものをすることもありますが、これの向きも不自然なものになるため、新しいトラブルの理由になりかねません。

時には、歯を失ってもそれを放置しておく方がいるのですが、これも危険なことなのです。
ひとつの歯がなくなることで、周囲の歯が失った歯の方向へ倒れてきたり、伸びてきてしまったりすることがあるからです。
これが更に噛み合せを悪くし、その噛み合せの悪さが更なる不調を起こすという良くない循環になってしまうこともあります。

悪循環に陥らず、健康な歯を保つことは健康な身体を保つことにも繋がります。
ちゃんとした咀嚼ができるということは、それくらい重要なことなのです。
ですから、噛み合せが悪い方は決してそれを放置せず、早めに矯正を考えられた方がいいと思います。
噛み合せの悪さは悪循環の始まりです。
それを治療することで、派生するいくつものトラブルを防ぐことができると考えます。

矯正をお薦めしたい 悪い噛み合せの種類

2016年2月21日

ここでは、悪い噛み合せの種類についてご説明いたします。
噛み合せが悪いと虫歯や歯周病になりやすいのは勿論のこと、骨の発育に悪影響が生じたり、発音が不明瞭になってしまうといった問題が起こりますので、噛み合せの悪さを直すというのは重要なことです。

【叢生】凸凹な歯
歯が全く隙間なく生えてしまい、更にデコボコとした状態になっていると虫歯や歯周病の確立が高くなります。
それというのも、歯磨きをしても綺麗に磨くことができず、磨き残してしまうからです。
また、しっかりと噛めないということは胃腸に負担がかかるということでもあります。

【出っ歯】
上顎が下顎よりも前に出ている状態の出っ歯ならば、食事がしっかりと噛めないと思います。
これは胃腸に負担をかけることになります。
他にも、歯が乾きやすかったり顎関節症になったりするため、綺麗な噛み合せの人よりも歯周病になる確率が高くなります。

【受け口】
上の歯よりも下の歯が前に出てしまう状態を受け口と言います。
この場合も出っ歯と同じように食事をしっかりと噛むことができず、胃腸が不必要な負荷を受けます。
また、発音の不明瞭、顎関節症にかかるという問題点があります。

【開咬】
奥歯は噛み合い、前歯が噛み合わないというのが開咬です。
開咬の場合、前歯で食事を噛むことができず、常に口の端を使って噛むようになるという問題があります。
他にも、発音のさ行、た行が上手く言えないという難点があります。

【交叉咬合】
歯を噛み合せようとすると左右にずれてしまうというのが交叉咬合です。
年数が経つと、顔が歪んでくる可能性があります。

【過蓋咬合】
噛み合せが深いのが過蓋咬合です。
この場合、顎関節症になりやすいという難点があります。
また、上の歯茎に下の歯が食い込むこともあるため、口の中に傷が出来たり、それが元で口内炎になったりすることもあります。
更に、虫歯治療でかぶせものをすることになった場合や、入れ歯になった場合、それらが綺麗な噛み合せの人に比べて壊れやすいという問題があります。