Tag Archives: 矯正

歯列矯正の様々な治療方法について

2016年5月9日

歯列矯正には、子供の頃に行う小児矯正というものがあります。
この小児矯正は歯並びの状態、矯正歯科の方針などによって変わってきますので、ここでは例をひとつとって記します。

小児矯正治療には、『2段階治療』や『包括治療』があります。
簡単に記すと、2段階治療は治療期間を二つに分けるものであり、包括治療は分けずに継続して行うもののことです。
これらは年齢や歯の状態などに合わせて選ばれたりもします。

◆2段階治療

年齢が、主に3?8歳の子供に行うものです。1段階目は顎を大きくしたり、バランスを整えたりもします。これによって、以後の矯正で外科治療をせずに矯正を行う確率が上がります。治療開始年齢は3?12歳で、期間は1年半?2年半程度です。
取り外し可能のムーシールドやTK4などのマウスピースや拡大床などの矯正器具を使用して、顎を調整します。

1段階目が終了すると2段階目になります。永久歯が生えてから始まり、固定式のセラミックブラケットやインビザライン、デーモンシステムなどの装置を使用し、歯並びを良くしていきます。永久歯がはえ揃ってからになるので、開始年齢は10?15歳で治療期間は1?2年程度です。

◆包括治療

10歳程度から矯正治療を行う場合や、骨格的な問題がある場合、歯の数が足りない場合などは包括治療が必要になります。2段階治療を行っても改善が難しい場合に、ブラケットや取り外し式の装置を使用して治療することになります。子供の頃に包括治療を受けておくことで、後に矯正のために抜歯、外科矯正などの負担の大きな治療をしなくてすむ可能性が上がります。

◆部分的な矯正について

歯科の矯正は、部分的に矯正するだけでは不十分です!
というのも、出っ歯や受け口、傾いている歯だけを矯正するだけでは、他の歯に負担をかけてしまったり、何らかの悪影響を与えてしまいます。

◆見た目と噛み合わせ 両方が大切

そもそも、歯科矯正は、見た目を美しくすればそれで終わりというものではありません。見た目を整えながら、噛み合わせのバランスにも重点を置いて、歯や体に負担をかけないようにすることが大切です。そのような矯正ができれば、結果的には満足のいくものとなるでしょう。

最終的には、噛み合わせなどに問題が生じてしまうことに…
一部の歯を正しい位置に戻した後、全体のバランスを考えて、全体矯正をすれば、見た目も噛み合わせも良くなり、より優れた仕上がりとなります。

インプラント矯正の場合には、歯をピンポイントで動かす事が可能なので、部分矯正でも問題がない場合もありますが、普通の矯正の場合には、やはり最後に全体的な調整というものが必要になってきます。

もちろん見た目だけのことを考えれば、部分矯正で十分だと思われるかもしれません。
しかし、いくら見た目が整っていても、歯は、年月と共に移動してます。そして、また歯並びが悪くなってしまいます。

◆重要な保定期間

歯の矯正は、歯を移動させるだけではなく、定着させていくことも重要になります。歯並びをキレイにした後は、歯を定着させるための保定期間もしっかりと考えておきましょう。

保定期間を軽く考えると、歯はまた元の位置に戻ってしまいます。そうなると、費用をかけて、長い期間がんばって歯科矯正をしても、再度矯正しなければいけなくなってしまうことになりかねません。

歯科矯正の治療は、歯を動かした後、全体のバランスを整え、歯を定着させるための期間が必要なことも覚えておいてくださいね。何度も矯正治療しなくてもいいように、歯科矯正する時には、腰を据えて、じっくりと治療に臨むようにしましょう。

◆人それぞれ、治療方法が変わります

基本的に、歯列矯正というのは『始める時期』と『歯並びや噛み合わせが悪い理由』によって、治療方法が選択されるものです。
大人になっての矯正は外科矯正を伴う可能性も高まりますし、年をとってからになると骨が固くなるため負担も大きくなりますので、矯正するのなら若いうちに、それよりも尚小さい子供のうちに行っておく方が総合的な負担が少なくて済みます。

歯並びについては、早くご相談いただくことに越したことがありません。小さいうちから治療を始めることのメリットは、とてもたくさんあります。ぜひお気軽に、検診もかねて、ご相談にいらしてください。

矯正を小さい子供の時から始める利点とは?

2016年2月14日

子供の頃から歯の矯正をするということは欧米諸国では珍しいことではありません。歯並びの悪さは、育ちの悪さを表していると考える国が多いです。
しかし、日本ではやっと矯正という意識が浸透しつつあるという状況で、殆どの子供がやる状況ではまだないと思われます。

けれども、歯並びというのは大変重要なものなのです。
口の中の健康は身体の健康にも多大な影響を与えます。そして、歯並びを良くするということが口内の健康を保つ第一歩だと言っても過言ではありません。

歯の並びが悪いと虫歯や歯周病のリスクが高くなり、顎の骨にまで影響があるのです。大人になってからでも矯正する意味はあるのですが、子供の頃にやっておくと矯正完了までにかかる時間も費用も、本人への負担も少ないので、出来る限り子供の頃に行うのが良いと考えられています。

子ども(小学性低学年)の頃に行う具体的な利点を幾つか挙げてみます。

先ず、大人の矯正は既に永久歯の並びが完成しており、更に顎の骨形成も完了しているため、本来は必要となる矯正スペースを確保できないということがあります。こうなると、永久歯を抜歯するしかなくなってしまいます。子供の頃なら顎の成長を促すことでスペースを確保しておくことができ、将来の矯正においても永久歯を抜歯することなく治療が可能になる場合があります。

更に、子供なら顔の骨格、顎の形成にある程度の自由度があるため、外科的な手術も必要ない場合が多いです。

また、顔の骨格や顎形成をコントロールすることで、矯正が不要になったり、必要であっても短期間に、しかも簡単に終わることもあります。

実利面だけでなく、メンタル面でも利点があります。歯並びの悪さは見た目のコンプレックスとなることがあり、他人から心無い言葉をかけられることで心にダメージを受ける場合がありますが、子供の頃に矯正しておけばそのような状況に陥らない、もしくはダメージを少なくできるかもしれないのです。

それに、発音が不明瞭になることでコンプレックスを感じる人もいるので、早い段階での矯正はメリットが大きいのです。

子供の歯並びに関して少しでも気になるところがある時には、早い段階でに相談されるのがいいと思います。
当院では、ご自宅にいるときだけ装着するマウスピース矯正がたいへん好評です。どうぞお気軽に!

出っ歯の治療について

2016年2月6日

歯並びが悪くて困っている人も多いかもしれませんが、特に出っ歯の人というのは少なくないかもしれません。
歯並びの悪さは見た目が良くないというだけでなく、虫歯や歯周病になりやすいといったデメリットがありますし、上手く噛めないことで胃腸に負担がかかったり、顎関節症になったりもしますので出来るだけ矯正した方がいいものなのです。
また、唇を閉じにくい場合は口呼吸にもなりやすいため、他の色々なトラブルも起こすことになります。

矯正は子供の頃に行った方が負担が軽いものです。小学生くらいの成長期ならマウスピースなどを使用することで顎を広げることが出来るため、抜歯、外科矯正をする必要がありません。
子供の歯が出っ歯なら、顎の骨が成長している子供の時に矯正することをお勧めします。
顎の骨が成長していることで、顎の骨を自然に広げることが出来ます。
矯正のためには歯を移動させるスペースが必要なので、スペースを作れる間に矯正することで抜歯などの負担が大きい治療にならないのです。

中学生くらいになると矯正のためにブラケット装置などを使用することになります。
出っ歯は上の前歯が前方に出ている症状のため、度合いによっては抜歯する必要がありません。
子供の歯並びが気になるのなら、早めにご相談いただく方がいいでしょう。

大人になってからの矯正は時間も費用も身体への負担も大きくなります。
歯も移動し難くなっており、30代になると骨が固くなっていくため、歯や歯茎に負担がかかりやすくなるのです。負担がかかると骨や歯茎が下がるといったリスクを伴います。

ちなみに、出っ歯は遺伝、口呼吸、指しゃぶり、下唇を噛むクセなどが元で起こります。
遺伝以外は子供のクセを直すことで出っ歯の予防が出来るので、気をつけてあげましょう。
また、奥歯が無い場合も前歯が出てきますので、何らかの理由で奥歯を失った場合は直ぐに入れ歯などを入れるようにした方がいいと思います。

抜歯をしない矯正方法について

2016年1月22日

大人になってから歯並びが気になって矯正するという人も少なくないでしょう。しかし、大人の矯正には抜歯が伴うことも多いため、矯正しないという人もいるかもしれません。
ただ、抜歯が必要となるかどうかは、わかり難いものですから、とりあえず歯科医に相談してみる方がいいと思います。

抜歯そのものは決して負担の軽いものではありませんが、抜歯をして矯正することにもメリットがないわけではありません。例えば、抜歯をせずに矯正した場合、矯正してからしばらくすると歯並びが元に戻ってしまう可能性があります。抜歯後の矯正なら、上下の歯、口元などのバランスが保たれるので良い歯並びを維持しやすくなるのです。

他にも、骨格に問題があって歯並びが悪くなっているという場合は、抜歯をすることで矯正出来ます。
外科手術はしなくていいということです。

尚、子供の場合は、抜歯矯正の可能性は大人よりも低いというものの全くないという保証は出来ません。
しかし、早めに矯正を始めることで抜歯リスクを大幅に下げることは出来ます。

子供はまだ顎の骨が未発達なので、装置を使用して顎を広げていくことでスペースを作り、抜歯をせずに矯正することが可能なのです。顎が小さくて歯が凹凸のようになっているなら、顎を広げる装置をつけて1年半程度の期間をかけて顎を整えます。顎が広がると歯の凹凸が自然におさまることも多くありますが、治らない場合はブラケット装置をつけて移動させることで矯正します。

成長途中の子供であるなら、骨の成長に合わせて矯正を行えるため、一般的には抜歯をしないで矯正が出来ます。子供の歯並びが気になるなら、成長してからと考えずに早めに歯科医院へ行って相談した方がいいでしょう。

子供の方が費用も安いですし、抜歯するリスクもとても低いため、大きくなってから矯正することになるよりもずっといいでしょう。ただし、矯正器具をつけることを嫌だと思うことは予想されますので、それは保護者の方がしっかりと矯正の重要性を教えた方がいいと思います。(当院ではおうちにいるときだけするマウスピース矯正が好評です)

親子で乗り切る!歯列矯正

2016年1月8日

「気になってはいたけれど、やっぱり矯正治療が必要かも…」

お子さんの歯列矯正を真剣に考えるタイミングというと、歯科検診で噛み合わせを指摘された時ではないでしょうか。早すぎず遅すぎず、的確なタイミングで行われてこそ効果を表わし、お子さんへの負担も少なく済むのが歯列矯正です。

しかし、お子さんにとっては面倒でわずらわしく、進んで治療を望むはずもありません。歯列矯正は、パパさんママさんのサポートとケアが、とても重要なカギを握るのです。

 ◆矯正の必要性を理解させる

治療を開始する際に大切なことは、なぜ歯列矯正が必要なのかを理解させることです。噛み合わせや歯並びが悪いと、将来どんな影響があるのかを、分かりやすい言葉で示してあげましょう。

※歯並びや噛み合わせが悪いと…

・大人になってから恥ずかしいよ。
・「らりるれろ」「たちつてと」がちゃんと言えなくなるよ。
・噛みにくいから大きい食べ物を丸呑みしないといけなくなるよ。
・ちゃんと噛まないからお腹にも悪いんだよ。
・顔の形が曲がっちゃうかもしれないよ。

 ◆自分だけじゃないことを理解させる。

子どもが歯列矯正を嫌がる最大の原因は「恥ずかしいから」という気持ちです。しかし、小学校高学年くらいになると、同級生の中では、すでに矯正を始めている子もいるはずです。みんな同じ理由で歯列矯正をしていて、自分だけが特別なんじゃないという意識を持たせてあげれば、素直に納得してくれるはずです。

 ◆矯正開始後の管理

歯列矯正を開始したら、お母さんが毎日しっかりと管理しなくてはならないポイントがあります。

  ◇取り外し可能な装置の場合

※つけ忘れ、外し忘れ、紛失を防ぐための矯正装置の確認
※矯正装置のお手入れ
※医師の指示による定期検診

◇取り外しができない装置の場合

※ワイヤーの圧による歯の痛みの確認
※装置の手入れと仕上げ磨き
※月1回の装置の調整

いかがでしたか?

お子さんも慣れない装置で困惑するように、お母さんも習慣化するまで気が抜けませんね。でも歯列矯正は、ぜひ親子で乗り越えていただきたい大切な課題です。

矯正のはなし

2014年7月4日

こんにちは(`・ω・´)☆
もう夏なのに雨で嫌になりますね・・・・。
学校なので雨がまた夕方に降らないといいのですが。

さてさて当医院でやっている矯正治療は二つあります!
床矯正とアクアシステムというものです(`・ω・´)
今日はその床矯正という矯正治療についてのお話をします。

まず床矯正は、しょうきょうせい。と読みます。
今までの矯正治療では、ブラケットといって、歯をワイヤーで固定するものがおおかったですが、この床矯正は、ブラケット装置をつけません。
まず、ブラケット矯正は、歯並びが悪い歯を抜歯してワイヤーで歯を固定して矯正します。
=必要な歯まで抜いてしまうんですね。
ですが、床矯正だと、抜歯する必要がなく、顎を広げて本来の顎の大きさに戻して、歯列を戻します。
=歯を抜く必要がない!ということです。

そして、ブラケットと違い取り外しできるので清潔です(`・ω・´)
痛くなく、締め付けられているかんじがしないので矯正が初めての子でも始めやすいかとおもいます(´▽`)

では、明日はデメリット等を詳しくお話したいと思います( ^)o(^ )

矯正 その2

2014年5月12日

おはようございます(*´ω`*)
IMG_1267.JPG
今日は基礎理科学のテストになります。
昨日は実家に帰省いたしました!
ほぼ、計算なのですが勉強したにも関わらず全くわかりません( ;∀;)
電子マイナス 中性子無 陽子プラス だけ覚えることにします。

さてさて今日は月1できている矯正のお友達の経過報告です( `ー´)

永久歯が生えているので器具を調整をしました。
IMG_1272.JPG

IMG_1274.JPG
器具の裏が少し白くなっているのがわかりますでしょうか?

歯並びは大事ですよね(*´з`)☆
矯正をやることは、お子様だけではなく、保護者の協力も大事です。

気になる方がいましたら、カウセリングに一度お越しください(=゚ω゚)

今日も休憩中お勉強します・・・(´・ω・`)しょぼん